絶縁種別メモ
絶縁種別のメモ
自分でよく忘れてしまうので備忘録的に書いておきます。 モーター等の巻線には鉄心との絶縁を保つため、導体の周りに絶縁物が使用されています。これらの絶縁物は使用温度毎に階級が分かれており、使用最高温度毎に下記のようにクラスが定められています。
class | 最高使用温度 | 主な材料 | 例 |
---|---|---|---|
Y | 90 | 綿、絹、紙など | |
A | 105 | ワニスや絶縁油で強化された綿、絹、紙など | |
E | 120 | ポリウレタン銅線 | |
B | 130 | 接着剤で強化された無機材料 | |
F | 155 | Bで使用する材料をシリコンやワニスで強化したもの | ポリエステル銅線 |
H | 180 | シリコン樹種などで強化した無機材料 | ポリエステルイミド銅線、ポリアミドイミド銅線 |
C | 180度以上 | マイカ、ガラスなどの無機材料 | ポリイミド銅線 |
アスベスト等も絶縁物として使用されていたようですが、もう使用されてはいないでしょう。 ところでなんでYとかAとかEとか呼ぶのでしょうか。知っている方いましたら教えてください。 以上です。